〜 沙 羅 夢
幻 想 〜
東京下町に住む少年、瑞智 由貴(みずち ゆき)は、極平凡な高校生だ。 “日常”を取り戻すために戦うことを決意した由貴。 “復讐”を果たすために剣を振るい続ける少女。 戦いの果てに見る、彼らの結末とは!?
s a r a m u g e n s
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‥‥否、“だった”という表現が適切であろうか‥‥?
彼の日常は、ある日を境に一変する。
“破魔武具”という闇を切り裂く力を持つ武具を駆使し、妖(あやかし)や魗(しゅう)と呼ばれる人ならざるもの達と戦うことを生業とする一族『破魔一族』の末裔であることを明かされたとき、由貴は立ち上がることを余儀なくされた。
一方、同じ『破魔一族』の末裔である神羅 翠琉(しんら すいる)は、神羅 真耶(しんら まや)の仇を討つ為にある敵を追っていた。