〜世界感について〜

世界樹が一つの柱となって、3世界を繋げています。
世界は、天上界地上(葦原の地)、そして地至界。原則として、他の界への介入は原則として禁じられています。
現に、地至界がどうなっているのかを知る人はいませんし、天上界から地上へ行くにも“天岩戸”と呼ばれる門を開かねば行く事は出来ません。天岩戸を開く資格も、極限られた人たちです。

 天上界は、東域西域に別れており、それぞれを二人の王が治めています。(後述)
そして、どの世界の中心にも、世界樹(ユグドラシル)と呼ばれる大木がそびえ立っています。その世界樹の根元にある“イザウェルの森”も、どの世界にも存在しその根元には“ウルドの泉”が広がっています。
天上界でも、地上でも、“イザウェルの森”へ侵入することは、禁忌とされています。
ですが、淘汰の母 珠依姫の遺体は“ウルドの泉”に沈められていて、ギムレー珠依姫のお墓はありますが、形だけだと言われています。
淘汰は、一度も会った事のない母親の面影を求めて、こっそりと“イザウェルの森”に忍び込むのでした。

太陽の王という異名を持つマナ
月の女神という異名を持つ羅睺(らこう)
彼らが住んでいる“ミミルの泉”は、“ウルドの泉”と表裏一体で存在しています。 でも、そのことを知っている人はいません。マナ羅睺の存在すら、皆は知らないのです。

天上界東域西域のちょうど中心にあるのが、ギムレーと呼ばれる、ドーム状の集落です。ギムレーの中心に、星を読むことを生業とする九曜一族が住む黄神殿があります。(後述)

地上界では“狩神”という人々を脅かす存在はもとより、争いの絶えない混沌の地と化してしまっていました。見かねた天上界は、志杏椶伊倭大神という名を与えて、地上鎮定の任を言い渡しました。
この際、志杏椶に付き従い地上界に降りた天上人を後に“グリゴリ”と呼ぶようになります。


〜東域について〜

天帝 帝釈天 真武が治めています。月天后 慧琳が第一后妃として、いつも隣に寄り添っています。
成人の証である“天名”は襲名制が取られており、先代から受け継がれていきます。が、まだ世界が始まったばかりなので、実質上はまだ“天名”が余っている状態です。しかし、例外として“アナテマ”という異端者の烙印を押された人には、“天名”は与えられません。
※人族のみの習慣です。
<四極天>・・・・・政治を司っています。忉利宮の中に居を構えています。(摩侯羅迦王佑聖真君については、別邸が忉利宮内にあります。)
天帝補佐・・・焔摩天 焔祁
十二天長・・・梵天 迂鵠
四天王長・・・青竜王 摩侯羅迦王(まこらかおう)
武神将・・・・・玄武王
佑聖真君(うせいしんくん)

<四天王>・・・・・天帝の住まう
忉利宮のある須弥山を中心に、四方にある浮き島(一つの洲)を治めています。天帝の剣とも呼ばれ、有事には最前線に立ち戦う部族です。(竜王玄武王は、四極天と兼任です)彼らは、一人の“主”と血の契約によって結ばれており、召喚という形で馳せ参じることもあります。(ただし、召喚された場合は本来の獣の姿です)
東勝身洲(とうしょうしんしゅう)・・・青竜王 摩侯羅迦王(まこらかおう)※水に棲むもの達の王
南瞻部洲(なんせんぶしゅう)・・・・朱雀王 迦陵頻伽(かりょうびんが)※空に棲む者達の王
西牛貨洲(さいごけしゅう)・・・・・・ 白虎王 托塔李天王(たくとうりてんのう)※大地に棲む者達の王
北倶廬洲(ほっくるしゅう)・・・・・・・玄武王 佑聖真君(うせいしんくん)※植物達の王

<十二天>・・・・・須弥山に、
忉利宮中心に須弥山に居を構えています。(簡単にいうと、永田町みたいな感じです。)文官、武官各6名が名を連ねる予定です。(空席あり)
※天名は、<元服の儀>が執り行われる際に九曜一族の長、イザヤ・レイ・ラスールからの洗礼を受けて名を戴くので、いつ十二天の席が埋まるかは誰にも判りません。(後述)

〜武官〜
焔摩天 焔祁
伊舎那天 法会
羅刹天 (桔梗)
日天 玖翁
毘沙門天 (空席)
風天 (空席)
〜文官〜
梵天 迂鵠
地天 志杏椶
水天 巳珠洲
火天 蓬騎
月天 (空席)
吉祥天 ※珠依姫(カナン)死亡により、現在は空席

 この下に更に細かく枝分かれした階級があり、上の位の人ほど須弥山に近い、つまりは天帝の近くに住んでいます。天帝補佐である焔祁の息子の淘汰と、十二天長の迂鵠の息子の桔梗の二人は
忉利宮に住んでいます。


〜西域について〜

神聖王 ラスティ・エッダ・ウォーダンが治めています。神聖王が住まうのはヴァルハラ宮殿と呼ばれるところで、アースガルズ(王都)の中腹に聳え立っています。
ファミリーネームに当たるものは以下の10個しか存在せず、地位を示しています。(ファミリーネームという概念がありません。)下に行くほど、名乗っている人数も多くなります。成人するまでは、大抵父親の名を名乗っています。
※例外として、“アナテマ”という異端者の烙印を押された人には、この10個の名を名乗ることも禁じられています。セキル・ナヴァ・グラハもそうです。)

〜神聖王とその後継者のみが名乗る事を許されている〜
ヴォーダン

上位三隊〜四大天使と七大天使は各地方を治める任を負っています。四聖天は政治を、四大天使は軍部を神聖王の名の元に統治しています。※ミカエルガブリエルは兼任です。)
セラヒン(四聖天と四大天使)
ケルーヴェイム(神聖王妃)
スローネ(七大天使)

〜中位三隊〜
キュリオテス(文官)
この二つは同位格です。
ヴァーチューズ(武官)
エクスシアイ(キュリオテス、ヴァーチューズの補佐官、部隊長など)

〜下位三隊〜
アルケー(各地域の長、族長)
アルヒアン(貴族、華族)
アンジェロース(一般人)

<四極天>・・・・上位三隊の中でも、セラヒンの名を持つもの更には中でも四極天の名を戴く人たちが政治を行っています。

神聖王補佐(兼 四極天長)・・・・・ラグエル・レヴィ・セラヒン
神軍将・・・・・・・・・ミカエル・アフ・セラヒン
大天使長・・・・・・・ラファエル・ヘマハ・セラヒン
七大天使長・・・・・カマエル・イサク・スローネ (セラヒンと同格扱いです。)

<領主>・・・・・上位三隊の中でも、各地方を治める領主は襲名制が取られています。ミドルネームの部分個人が持つ名前が来るので、親しい仲ではその名を呼び合いますが、公式な呼び名は襲名したファーストネームとなります。それぞれの名を持つ者が治める地方を次にまとめたいと思います。(ミドルネームは省略します。)

ムスペル地方 ・・・・・・・・ミカエル・セラヒン
ニヴルヘイム地方・・・・・ガブリエル・セラヒン
アサランド地方 ・・・・・・・ラファエル・セラヒン
アールヴヘイム地方・・・ウリエル・セラヒン
ヴァナヘイム地方 ・・・・・カマエル・スローネ
ニダヴェリール地方 ・・・・ラミエル・スローネ
ミズガルズ地方 ・・・・・・・オリフィエル・スローネ
ウートガル地方・・・・・・・・カシエル・スローネ
スヴァルトアルフ地方・・・ハニエル・スローネ
ガストロープニル地方・・・カイリエル・スローネ
スリュヘイム地方・・・・・・・サリエル・スローネ

次期神聖王であるキリストと、次期神聖王補佐 兼 四極天長であるマクスウェルは、ヴァルハラ宮殿に住んでいます。


〜ギムレーについて〜

東域西域のちょうど中腹に、エーリヴァーガルという大河が流れています。その流れの中腹にある水の都ギムレーと呼ばれており、半球体の不思議な都市です。柱となっているのは、九曜一族と呼ばれる星を読むことを生業とする一族の住む黄神殿です。ギムレーは、東西両域において不可侵条約の結ばれている場所で、独立した一つの国のような存在です。
ギムレーは、九曜一族によって統治されています。栄えた都市なので、観光客はあとを絶ちません。また、東西両域で生まれた子どもは必ず黄神殿にお参りします。(お宮参りみたいなものですね)その際に、子どもの持つ属性(これは、簡単に言ってしまえば血液型みたいなものです)を、九曜一族の族長であるイザヤ・レイ・ラスールから託宣されます。
東域
では、成人に際しもう一度イザヤから託宣を受けます。これによって成人の証である“天名”を戴くのです。
ギムレーは、救いを求めて訪れたものを、一切拒む事をしません。なので、ギムレーの住民の大半がアナテマと呼ばれる異端者であることから、アナテマの地とも呼ばれています。